こんにちは。今回も株の話です。
今でこそネット証券などで気軽に買えるようになった株ですが、そもそも株ってなんでしょうか。どうやって始まったのか、ギャンブルなどと揶揄されることもありますがそれって本当なんでしょうか。
株の始まりは大航海時代
株式会社の始まりは、大航海時代のヨーロッパで始まったと言われています。
世界で初めての株式会社は東インド会社だそうです。
当時は、航海へ出るための資金集めの仕組みとしてできたのですが、その航海に出資して、無事に帰ってきた場合にはその利益を出資者で分配するという制度が取られています。
企業=航海、出資者=株主、経営陣=探検家、社員=船員
と例えるイメージです。
「出資したよ!」という証拠に株券が配られるということになります。
リスクとリターンが非対称的
しかしながら、例えば船が沈没してしまった場合、その船の損害も出資者が負債を被る。というのではハイリスク過ぎると出資者がなかなか集まりません。
なので、
- 利益が出たら分け前は出資した額に応じて分配
- 負債が出ても株券以上の負担はない
というような仕組みになっています。
損失額には限界がありますが、利益には限界がありません。10万円を出資した場合、それ以上の損失はありません。
ただ、その企業が成功して、価値が何倍にもなり、株価が上昇した場合は100万円にも1,000万円にもなる可能性があります。
リスクとリターンが非対称なのです。これは大航海時代では航海技術がまだまだ乏しく、ハイリスクな事業(航海)のため、資金を集めるためには投資家に有利な仕組みにする必要があったためです。
株を買うことはその会社のオーナーになること
株を持つということはその会社のオーナーになることを意味します。実感があまり湧きませんが、1%だけ保有していれば1%だけの株主。100%保有していれば、100%その会社は自分のものになります。
株主総会にも参加して会社の意思決定に携わることができます。
法律上、企業は株主のものです。
なのでやはり、株を買う=企業の一部を所有することなので将来性のある企業に投資をすることが大事です。
まとめ
本来、株式投資は投資家にとって有利な仕組みで成り立っていることがわかりました。
大航海時代まで遡って、仕組みの成り立ちを考えると航海の資金を集めるための制度で投資家に有利な仕組みを作る必要があったということは納得です。
なんとなく、ネット証券で買ったり売ったりしている株と大航海時代が繋がっているってなんだか面白いです。
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