選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方〜自分理念のススメ〜

ブランディング
最近はインプットが足りていないような気がしたので意識的に本を読むようにしています。「選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方」という本を読みました。ブランディングというふわふわした言葉について体系化されている説明されている良書でした。

BRANDINGはBRANDとINGに分かれる

 ブランディング
 
ブランディングと聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか。ブランディングの定義は?って聞かれても10人いたら10人が違うことを答える気がします。
 
それだけブランディングって難しい言葉です。
 
この本の中ではブランドとは「頭の中に存在する価値やイメージのかたまり」をブランドと定義しています。
もちろんこれが正解ってわけではないのですが、この本の中ではこれがブランドと定義されています。
 
会社の名前を聞いたりロゴを見たりしたとき、人はこれまでの体験や情報からその会社の持つイメージ、もしくは評判などを頭の中に浮かべます。この「頭の中に存在する価値やイメージのかたまり」が「ブランド」です。アップルと聞いて思い浮かぶこと。不祥事を起こした会社の名前を聞いて感じること。これらすべてブランドです。
確かに、同じコーヒーショップでもスタバとドトール、ベローチェでは全然思い浮かぶことが違います。ちなみに僕の場合はスタバはちょっと贅沢な空間。ドトールはコスパがいい。ベローチェは格安。です。
 
そして商品やサービスは人にブランドを好きになってもらうと選ばれやすくなります、選ばれ続けます、価格が高くても選んでもらえるようになります
 
そのためにはどのような商品サービスでありたいのかを定義づけて、様々な活動のズレを無くし、接触ポイントで一貫した価値提供をしていくことが重要。
 
ブランディングという言葉はBRANDとINGに分けることができ、
 
会社や商品に意味や価値を付け、それをカタチにするのがBRAND(WHAT)
 
それをあらゆる活動を通して、伝え、浸透させるのがING(HOW)の部分です。
 
何を伝えるべきかがはっきりしていないのにサイトをリニューアルしたり、経営方針を変更したりするのは言語道断。著者の佐藤さんは企業のコンサルをする際にBRANDの議論を9割以上行い、残りはどう伝えていくのかを考えるそうです。
 

企業ブランディングコンサルの3つのフレームワーク

 
ブランドのコンセプトを作るときは3つのカテゴリー、いわゆるフレームワークで考えるそう。
 
  1. どんな人たちに愛されたいか
  2. どんな価値を提供できるか
  3. どんな「らしさ/イメージ」を感じさせたいか

これを体系的に定義することであるべき姿TOBEが明確になります。

まずは、どんな人に一番のファンになって欲しいのか、その次にその人たちに対して会社が提供できる価値を整理する。この時には客観的事実に基づくブランドの強みや特徴から機能的価値と情緒的価値の二つに分類します。
その後醸し出す雰囲気やブランドらしさ、獲得したいイメージを定義します。

 この時に一番のファンになって欲しい人、ペルソナの策定で色々な顧客を規定してはダメで一番のファンを具体的にイメージできるようにするのが大事で、ルイヴィトンの事例が印象に残りました。
 
ルイヴィトンはもちろんブランディングを大事にしています。高級志向な富裕層向けに商品を展開していますが、中国人の爆買いで買われているのも事実。
 
ただ、ルイヴィトンが今後爆買い中国人向けにプロダクトを出すかと言われるとおそらく否でしょう。これはメインターゲットではないが結果的に売れているいい例だと思います。
 

社員を巻き込むことの重要性

社員を巻き込む 
ブランドを策定するにあたって大事なことは社員に参加してもことだそうです。なぜなら、冒頭でも触れたとおりBRANDだけ規定したとしてもINGが伴っていなければブランドを浸透させることはできません。
 
では誰がブランドを浸透させる役を担うのでしょうか。答えはその会社の社員です。あるべき姿形を規定した上で社員にそれを啓蒙し、社員がお客様との商談などの社員の行動やサービス商品、情報管理というありとあらゆる外部との接点でブランド自体は浸透していくものです。
 
よって、社員を巻き込み納得いく形でないと社内に浸透させるのは難しく、ひいては社外、世の中にブランドを浸透させるなんて夢のまた夢です。
 
社員を大事にしない会社はブランディングが弱い、発信力が弱いのもうなづけると思いました。
 

企業理念ならぬ自分理念のススメ

自分理念 
最後にこのブランディングの考え方は企業だけでなく、チームや個人にも応用することができます。
誰に好かれたいのか、その人に提供するべき価値はなんなのか、どう思われたいのか。すべて個人にも適応できます。
 
企業理念はあるんだから自分理念もあってもいいのにって思っていたのですごく共感することができました。自らのあるべき姿を規定することで意識が変わり、行動が変わり外部とのあらゆる接触の機会で提供し続けることで個性として認められ、選ばれ続けるようになります。
 
ブランディングを強化することで企業はマーケティングや採用など色々な所に効果が現れ、企業活動がしやすい環境になります。
 
個人も同じで自分自身をブランディングすることによってなりたい自分になるためにどうするべきかを考え、行動することで認められ信頼を勝ち得ることで活動がしやすくなるのではないでしょうか。
 
自分理念のススメということで締めておきます。
 
話は脱線しましたがこの本ブランディングとかマーケティング、広報に携わる人ならず、全人類必見です。

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