この話少なからず、マーケティングに関わっている人だと耳にしたことがあると思います。
WhatとHow
Whatは戦略、Howは戦術 と訳されることが多いです。要するに目的と手段の話。
戦略(目的)を理解していないケース
先日、一緒にプロジェクトを進めている後輩にデータ分析をお願いしていました。
しばらくしてレビューをするとデータの欠損が生じていた事が発覚。なぜ気が付かなかったのか理由を聞くと
「正直、あまり作業の意味を理解せずに手を動かしていたんですよね。。。」
とのこと。
恐らく、この場合後輩の頭の中は
- What
- 言われたデータで分析し、アウトプットを出すこと
- How
- SQLやTableauを利用して頑張る
っていう理解のまま進めていたことが想像できます。
しかしながら、データ分析がそのまま目的になることってほぼ皆無なんですよね。普通は
- What
- 事業・ビジネスに良い影響(業務効率化、売上向上etc)に繋がる示唆を提言する
- How
- 事実に基づく正しいデータで分析する
みたいな感じでビジネスへのアクションに繋がる示唆に結びつけるためにデータ分析をするケースがほとんど、要は手段。データ分析is手段。
戦略が間違っていて戦術を進めるケースが最悪
この話からの僕の気づきは
- 戦略を理解せずに手段(手を動かす)のはNG
- 理解していなかったら聞く
- 戦略が間違っていて戦術を進めてしまうケースが最悪
でした。
3点目を解説すると、例えば、目的地を目指す場合に札幌と那覇があり、目的地を目指す手段として電車と飛行機があるとします。
そして正解は札幌に早く着くこととします。この場合のベストはもちろん飛行機という手段で札幌を目指すことです。
では一番NGは?
この場合は飛行機という手段で那覇を目指してしまうことが一番NGです。電車で那覇を目指してくれたほうがまだリカバリーしやすい。飛行機の人はすでに那覇に着いてしまっているかもしれないけど電車の人だとまだ静岡くらいかもしれない。
マトリックスにするとこんな感じ。

目的を理解せずにとりあえず進めるってことは地図を見ずに航海しているようなものなので指針がない。船の上なら自殺行為です。
そのため、何よりもまず戦略(What・目的)が大事なのです。
ちなみにこの話はたしか元USJの森岡さんの本の中に合った話を引用しています。すごく良い本ばかりなのでおすすめです。
コメントを残す