メイクショップの流通総額5年連続No1にみるEC業界の今後の展望

メイクショップが年間流通総額No1を記録

GMOメイクショップがネットショップASP業界で年間流通総額No.1というプレスリリースを出していました。ネットショップASP業界については僕も少しは詳しいので思うところを少し解説。

メイクショップが年間総流通総額No1の1,441億円を達成

メイクショップが年間流通総額No1を記録

GMOインターネットグループでECソリューション事業を展開するGMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長:向畑 憲良 以下、 GMOメイクショップ)は、ネットショップ構築サービス「MakeShop(URL:http://www.makeshop.jp)」は、2016年1月~2016年12月の「MakeShop」の全ネットショップにおける年間総流通額(*1)が過去最高の1,441億円に達し、5年連続でネットショップASP業界No.1となりましたので、お知らせいたします。
 (*1) 流通額=受注金額。

http://www.makeshop.jp/main/company/press_detail.html

これはメイクショップさんの機能開発やサポートも一部はあるんだろうけど、登録しているネットショップさんの頑張りのおかげであることは言うまでもありません。

消費者のネットショップ・ECの利用率は今後も進みますがEC事業者側から見るとプレイヤーがすでに多くなっており、成長市場というよりも成熟市場となっていると言った方が正しいです。

そんな中でここまで流通を伸ばすというのは改めてすごい!と思います。

ただここでいう「ネットショップASP業界No1」というのがミソでもちろんAmazon単体(2016年度は1兆円越え)や楽天市場全体と比較するとまだまだ小さい流通です。

また、Eストアーやフューチャーショップは正式な流通総額を公表していないのでこの年間総流通総額No1の信頼性もどうなのかなと思う部分があります。

背景としてはアパレルカテゴリーの成長とSNSの流入増加

スマホのPVがPCを上回る

この成長の要因としてプレスでは二つ要因が挙げられていました一つはアパレルカテゴリーの伸長とSNS経由のトラフィックの増加です。

2016年の「MakeShop」の流通額をカテゴリ別に見ると、これまで堅調に成長を続けていた「家電カテゴリ」は、国内の市場成長鈍化を背景に白物家電の販売が振るわず、前年比9%減に落ち込みました。
 一方で、中小規模のアパレルショップの新規出店増加、既存ショップの売上拡大により、「アパレルカテゴリ」の年間流通額は前年比27%増を記録し、大きな成長を見せました。「アパレルカテゴリ」の流通額を月別に比較すると、最も成長率が高い6月で43%増、最も低い1月でも12%増と、年間を通じて高い成長率を維持しました。

instagramのトラフィックの伸び

家電カテゴリでは国内市場の成長鈍化が背景に鈍化とありますがおそらくAmazonやヨドバシは伸びているのでそちらに流れているのかなと予想されます。

また、アパレルカテゴリーの伸びの話でいくとスマートフォンでの購入が一般的になってきた影響も少なからずあるはずです。

スマホユーザーの台頭とAmazonの脅威

Amazon

プレスの内容から二つの事が読み取れます。

一つは今後さらに”スマホファースト”で戦略を考える必要が出てくるという事。

これまでECにおいてスマートフォンはPCと比較するとトラフィックは伸びているがコンバージョン率が低いという課題は一般的にありました。

なので、「結局はPCだけ考えればいいんではないか」という話をする人もいます。

ただ、プレスにもあるようにカテゴリーによっては圧倒的にPCのトラフィックを追い越しており、SNSの流入に対してもみなさんご存知の通りスマホの方が相性がいいことは事実です。

もちろん、家電や家具その他嗜好品はまだまだPCでじっくり吟味して購入したいというニーズは存在すると思いますが、消費者とのファーストタッチがスマホになるという可能性は否定できないです。

スマホで検索して、SNSを利用する事が一般的だからです。

まず、スマホでお気に入りに登録してもらい後でじっくり吟味してもらい購入の選択肢の一つに入れてもらうなどなどスマホありきの戦略として考えなくてはいけません。

以下の記事ではinstagramから送客して自社通販サイトで購入させる例が紹介されています。

今後、ウェアラブルやAIが出てきた時は消費者行動がどうなるのか、、、面白くなりそうです。

二つ目の読み取れることは特定のカテゴリではAmazonをはじめ大手の存在感を増していること。

最近ではYahooニュースなど普通に生活していてもAmazonの話題に触れる事が多くなってきました。(配送問題などポジティブな話題ばかりではない事が残念ですが、、、)

また、楽天のショップオブザイヤーでは大手企業が上位を独占する状態が続いています。

僕も一人暮らしの家電を揃えるときはヨドバシで揃えましたが当日配送で送料無料。とても便利でした。もうサービスと価格だけでヨドバシのファンになる程。

家電の売上が落ちてきていることはメイクショップを使っているネットショップだけではないはずです。

もはやどこで買っても同じ商品の品質である家電などの型番商品ジャンルでは大手の価格競争力とアフターケアなどのサービス力には中小企業では太刀打ちできないフェーズに入ってきていると感じます。

二極化が進むEC業界

さらに大手の台頭が続くジャンルとSNSなど個人や専門店が強いジャンルの二つの流れに分かれていくのだと思います。

中小企業は資本力で勝ち目のないジャンルは避けて、独自の商品力やサービスで消費者に選んでもらえるブランディングを続けていくしかないのかなと。

それが難しいと思いますが、実現できれば強いなと思います。

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